マンションの資産価値の調べ方!

2-1. 固定資産税評価額

固定資産税評価額は、固定資産税の基準として使用されていて、各自治体によって定められています。評価額は3年ごとに見直されますが、毎年送られてくる納税通知書で簡単に確認することが可能です。
評価額は、基本的に建物の建築費と相対関係にあります。つまり、鉄筋コンクリートのマンションや、トイレ・キッチンの機能が高いマンションの方が、評価額があがるといえるでしょう。

2-2. 実勢価格

実勢価格というのは、マンションの売買が成立した時の値段のことをさします。つまり、1,000万円で売りに出したマンションが実際は1,200万円で売れたとすると、この1,200万円が実勢価格を左右する指標となります。
なぜこのような実勢価格が必要かというと、マンションの価値には流動性があるからです。そのため、実勢価格は同じような条件のマンションや、近所の物件などの取引額などを考慮して定められます。つまり、実勢価格はマンションの資産価値を計算するために必要というよりは、その時の市場を理解するための情報として利用されているのです。

2-3. 路線価

路線価というのは、マンション本体を含まない、土地の資産価値を表すものです。その名の通り、マンションが面している道路の価値や、その土地の形状によって決定されます。とくに、マンションを相続したり贈与したりする際の税金を計算するために使用されていて、国税庁によって額が定められています。
路線価は、国税庁のホームページ、全国地価マップというサイト、税務署、国税局にて自分で調べることが可能です。

2-4. 公示地価

公示地価も、路線価と同じように土地の資産価値を表すもので、国土交通省が公表しています。都市の土地価格の目安についての、公的な指標となっています。これらの公示地価は、管轄の国土交通省のサイトで、簡単に検索することが可能です。

3-1. マンションの管理会社に丸投げにしない

マンションの管理は、管理費を支払ってすべて管理会社に任せているところも多くあります。しかし、マンションの管理は、あくまでも所有者である管理組合が主体となって動くことが大切です。そうすることで、マンションを今後どうしていきたいのかという方向性を明確にできるはずです。建物に不具合はないか、共有部分の清掃は行き届いているかなど、マンションの運営に積極的に参加する姿勢が大切といえるでしょう。

3-2. 資産メンテナンスを行う

年月がたつとともに、傷みが出てくるのは仕方のないことです。しかし、傷みを放置せずにしっかりとメンテナンスすることで、マンションの資産価値を高められるでしょう。
マンションの資産価値をあげるための重要なメンテナンスのひとつとして、配管・給水管のメンテナンスがあげられます。管の内部は、普段目にしない部分なので、経年劣化に気づかない方が多くいらっしゃいます。しかしそのまま放置していると、水が汚れたり、配管が詰まったり、最悪の場合漏水を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。
このようなことを起こさないためにおすすめしたいのが、築15年を目安とした配管のチェックです。安心安全な給水のため、また、マンションの資産価値を守っていくためにも、給水設備に気を配ることが大切です。