マンションの資産価値を守るためにできること!

築年数別に紹介

築年数を重ねても資産価値を守るためには、築年数に応じたメンテナンスや修繕などが重要になってきます。そこで今回は、築年数別にできるメンテナンス方法について詳しくご紹介します。少しずつ修繕を重ねることで、物件としての価値を守るだけでなく、そこに住む人々の生活面に関する価値を守ることにもつながるでしょう。

1. まずは資産価値の考え方をしろう

マンションの資産価値とは、築年数に応じて下がっていくのが一般的といわれています。しかし、資産価値と一言でいっても、さまざまな観点から考えていく必要があるでしょう。今回は、資産価値の考え方を生活面と物件面の2つにわけて解説します。

1-1. 生活面でのマンションの資産価値生活

まずは生活面でのマンションの資産価値です。そこで暮らす人びとの生活についての価値についてみていきましょう。たとえば、安心・安定が感じられるというのは、マンションにとっての大きな価値であるといえます。歴史とブランドがあるマンションである、住人の間でルールやモラルが守られている、災害に対する危機管理がしっかりとしているという点も、生活価値を高める大きな要素の1つです。
また、マンション内で交流や情報の共有が盛んになされている場合には、コミュニティとしての価値も加えられるでしょう。

1-2. 物件面でのマンションの資産価値

物件面の価値とは、一般的に資産評価としても考慮されるハード面での価値です。地盤がしっかりしているかどうかはもちろん、外壁や防水加工の耐久性も考慮されます。また、耐久性に関するポイントには、安全性という大きな価値もふくまれるでしょう。耐震性・防火性が高い、防犯対策がしっかりと考慮されているという点も大切です。
また、実際に暮らす面で物件の価値を考えると、電気やガスの設備が整っているか、給排水管が定期的にメンテナンスされているか、設備はバリアフリーに考慮されているかという点があげられます。そのほかにも、周りの環境や見た目の美しさ、共有部分がきちんと手入れされているかという点も物件の価値として含められるでしょう。

2. 築年数別!資産価値を高めるためにできること

上記で解説したとおり、マンションの資産価値は、さまざまな観点から総合的に算出されます。ここでは、築年数に合わせて、資産価値を高めるためにできることをご紹介します。

2-1. 築年数5年が経過したら

築年数5年が経過すると、まずは屋根や鉄部のメンテナンスが必要となります。屋根は、雨や日光にさらされるため、どうしても短いサイクルでコーティング剤を塗る必要が出てくるのです。防水機能は、約5年が平均的な寿命となっています。
また、鉄部も5年を超えるころからサビが出てくる可能性が高くなります。とくに海の近い地域では、より短いスパンで表面を塗り替える必要があるでしょう。

2-2. 築年数7年が経過したら

築年数7年が経過したら、給水・排水ポンプのメンテナンスが必要になります。たとえば清潔で安全な水を家庭に届ける給水ポンプも、水の量が減るなどの不具合が出てくる可能性があります。部品を洗浄し性能を向上させるためのオーバーホールが必要となるでしょう。その後は築15年を目安に取り替えるのが一般的です。
マンションの敷地内に降った雨は、一度水槽に集められたのち、ポンプを使って外へ汲み出されます。これらの排水に関するメンテナンスも、築7年を目安に行う必要があります。こちらも給水ポンプと同じように、築15年を目安に取り替えが推奨されています。

2-3. 築年数12年が経過したら

大規模修繕工事というのは、基本的には12年周期で行うとされています。屋根の防水コーティングの修繕はもちろん、バルコニーの防水機能を高めるための修繕や、廊下や外階段、ロビーのような共有部分の修繕も検討しましょう。
また、マンションの見た目に大きな影響を与える外壁のメンテナンスも、12年を周期に行うのが一般的です。塗装を塗りかえたり、シーリングを打ち直したりする必要があるでしょう。また、各家庭でテレビが見られるように設置されているアンテナなどの設備も、10年から15年で交換やメンテナンスが必要です。
このような大規模修繕にあたり、建物の状態をしっかりとチェックしてもらい、必要な箇所の修繕を適切なタイミングで行うようにしましょう。

2-4. 築年数15年が経過したら

築年数15年がたったら、配管や給水管の定期点検を行うのがおすすめです。普段は見えない管内に、汚れが付着したり、管自身が腐食したりしている可能性が高くなるためです。そうなると水から嫌な臭いがしたり、配管が詰まったり、最悪の場合には漏水を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。このように、安心して安全な水を使用するために、配管や給水管のメンテナンスが必要なのです。

3. まとめ

今回は、マンションの資産価値を守るために知っておきたいことについてご紹介しました。築年数や、建物の状態に合わせて計画的にメンテナンスを行うことで、マンションの資産価値をより長持ちさせられます。今回紹介したようなマンションの各設備の寿命に合わせて、築年数15年を過ぎて以降もメンテナンスや修繕を行っていき、資産価値を保持していきましょう。 「竹内工業株式会社」は、兵庫と東京に拠点に、管工事、建築工事、土木工事をうけたまわっております。なかでも、既存の管を使用しながら再利用できる「管再生」や、将来的な水質悪化のリスクを下げることが可能な「管更新」工事において、数多くの実績があります。資産価値を守りたいというマンションの管理組合の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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