本業や副業などにおいて、自動販売機などを設置することで収益を得るという手段があります。同様のビジネスモデルとして『メガソーラー』というものをご存知でしょうか。メガソーラーを用いれば、太陽光エネルギーを収益につなげることが可能となります。そこで今回は、メガソーラーについてのメリットや注意点をご紹介いたします。
1. メガソーラーとは
メガソーラーは、太陽光を利用するソーラーパネルによって発電をする仕組みのことです。一般的なソーラーとメガソーラーとの違いは、発電量によって区別されています。基準となるのは、1MW(1メガワット=1,000kW)以上の発電量かどうかで、1MWを超える発電量であればメガソーラーになります。現在発電する仕組みとしては、原子力や火力、水力や風力などが代表的なものとしてあげられますが、そこに加わるのがメガソーラーなのです。 自家発電であれば、毎月の消費電力さえ賄えれば十分ですが、地域一帯をカバーする発電所としての大規模な発電量が不可欠となります。
現状としてはまだ原子力などの発電量には及ばないものの、メガソーラーには将来性が十分に備わっています。今後の技術進化による発電量の大幅の増加によって、発電方式として主力になることも十分に考えられるのです。 他の発電方式とは違い、地球環境の破壊の恐れもなくクリーンなイメージを持ち合わせています。環境に負荷を与えず、ビジネスモデルとして収益につなげることが可能であるという点が、メガソーラーの注目ポイントとなるのです。また、初期投資としても少なく抑えられ、安定収益が見込めるため投資対象として話題となっています。
2. 導入することによるメリット
メガソーラーを導入することによるメリットとしては、以下が挙げられます。
2-1. 長期的に安定した収益の見込みがある
メガソーラーは発電した電力を売買することによって収益を上げることが可能です。そこで気になるのは単価です。
同じ発電量であっても、単価が変動するのであれば収益にも大きな変化が生まれてしまうためリスクも高くなるでしょう。ところが、固定価格買取制度(FIT)というものがあるため、国の定めた売電単価が20年間は保証されるのです。あとは発電量次第ですので、収益見込みも立てやすくなります。
2-2. 優遇措置が多数用意されている
再生可能エネルギーに関しては、国が推進している事業なので、さまざまな優遇措置が用意されています。たとえば設置費用に関して、経費上で特別償却が可能であったり、返済期限が20年以内であれば特別金利での融資を受けたりできることなどです。税金に関する控除なども用意されていますので、節税にもなります。
2-3. 土地コストが低い
火力などの発電方式では、新たな施設を設ける場合に建築基準法に則らなければなりません。しかし、メガソーラーの設備は建築基準法に該当しません。そのため設置場所に関して制限がないのです。通常の建物であれば建てられない土地であっても、メガソーラーであれば問題が起きにくいといえます。使いみちのない土地を持て余している方にとっては魅力です。
3. 導入の流れ
基本的なメガソーラー導入ですが、以下の流れとなります。
3-1. 土地の調査
まずは設置することになる土地の調査から始まります。土地がない場合には土地を購入するところからです。建築基準法に該当しないとはいえ、安定して設置が可能な土地であるのかは確認しなければなりません。
3-2. 整地
土地が整備されていない場合には、取付工事が可能な状態まで整地を行います。人里離れている土地への設置が多い傾向にあります。そのため周辺に生い茂っている樹木があれば、それらを太陽光が妨げられない状態になるまで取り除く必要がでてくるでしょう。
3-3. 基礎工事
整地が済んだ土地に対して、メガソーラーの設備を取り付けるための基礎部分工事を行います。地面に対して直接設置してしまうと安定性に問題がありますので、基礎部分を設けた上でそこに対してメガソーラー本体を取り付けることになります。
3-4. 設備取り付け
完成した基礎部分にまず架台を取り付けます。その上にパネルを敷き詰め、配線作業を行うことで設置完了です。最終的に売買するために発電した電力を溜め込んで置かなければなりませんので、パネルからキュービクルと呼ばれる設備まで配線を行います。
4. 導入の注意点
メガソーラーを導入する際ですが、以下の内容が注意点としてあげられます。
4-1. 近隣住民の反対
設置場所にもよりますが、設置するとなると少なからず周囲の景観を残ってしまう可能性が考えられます。場合によっては、近隣住民の方から設置に対して反対や苦情の声が上がってしまうことも少なくありません。強制力は弱いものの、自治体によってはメガソーラーの設置に関する規制が設けられていることもあります。そのため理解を得た上で設置できるようにしなければならないでしょう。
4-2. メンテナンス
設置後に安定した電力売買を行うためには、メンテナンスが欠かせません。台風によってパネルが破損、飛散してしまうことも多く正常に稼働できる状態の維持に努める必要があります。また、高価な設備なので盗難の被害も少なくありません。防犯カメラの設置なども検討するといいでしょう。保険への加入も効果的です。
5. まとめ
メガソーラーを導入することによって、将来的に安定した収益に期待ができます。
今後の技術の発展によりさらなる展開が予想されますので、いまこのタイミングで導入してみてはどうでしょうか。「竹内工業株式会社」ではメガソーラーの導入についても、設置だけでなくメンテナンスの部分まで行っております。設置を検討している方は、まずはお気軽にご相談ください。